ドラフト直前!現有戦力確認2011(野手編)
カッコ内の数字は来季の満年齢です。
1.捕手
・スタメン
相川(36)
・2番手争い
川本(30)、中村(22)
・バックアップ
新田(30)、福川(36)
・2軍育成
西田(20)、水野(25)
衣川が引退し、合計7人となりましたが、来季も相川が不動のスタメン(リード面での不満はありますが)、それに続く川本、中村もさほど悪くないので、補強の必要性は低いです。
2.ファースト
・スタメン
畠山(30)
・対抗
(ホワイトセル(30))
・バックアップ
武内(29)、ユウイチ(32)、野口(31)
・2軍育成
麻生(25)
今季HR23本と長打が開花した畠山が基本線。これに対して、去就が明らかでないホワイトセルか新外国人に争わせる可能性はあります。さらなる補強の必要性は低いですが、育成の麻生は打撃が開花しないと来季限りとなる可能性が高いので、打撃のよい高校生・大学生を取るのはありです。
3.セカンド
・スタメン
田中(30)
・対抗
森岡(28)、荒木(25)
・バックアップ
藤本(35)、三輪(28)
・2軍育成
麻生(25)
基本的には田中がスタメン。しかし、今季成績が落ち込んでしまっているので、森岡、荒木、藤本にはまだスタメンのチャンスがあります。山田をセカンドに回すことも考えられるので、セカンド専用の選手を補強する必要性は低いです。
4.ショート
・スタメン
(川端(25))
・対抗
荒木(25)
・バックアップ
森岡(28)、藤本(35)
・2軍育成
山田(20)
(川島(29))
今年3番起用までされた川端が手に重傷を負い離脱。しかもこの怪我は後遺症が残りうるようなものらしいので、来季は計算に入れることができません。また、川端に対抗すべき川島も肘の手術で来年は戦力になりません。そうすると、残る選手はまだ打撃、守備とも物足りない荒木に、ショート守備に不安がある森岡、藤本、さらに2軍で英才教育中の山田しか人材がいないという始末。今さらながら鬼崎の放出が痛いです・・・
以上から、即戦力のショートは必須であり、阪神の鳥谷をFAで獲得したり、トレードで補強するようなことがなければ、上位指名を使ってでも、大・社の好守のショートを獲得すべきです。
5.サード
・スタメン
宮本(42)
・対抗
なし
・バックアップ
森岡(28)
・2軍育成
又野(20)
今季は宮本が打率セリーグ3位、守備率記録更新という大活躍をしましたが、さすがに全試合を任せることはできない年ですので、バックアップは必須です。今期は川端、森岡や三輪、藤本らで埋めましたが、川端は上記の通り怪我、その他はサードとしては打力が物足りません。1・3塁を守れる新外国人を獲得するか、できればドラフトで即戦力のサードの指名が望ましいです。少なくとも即戦力ショートを獲得することで森岡らを確実にサードで使えるようにしておくべきです。また、又野はサード守備がものになる可能性があまり高くないので、余裕があれば、長期的な視点から、サードを確実に守れるような強打の高校生を獲得してもよいです。
6.外野
・レフト
上田(24)
・センター
青木(30)
・ライト
バレンティン(28)
・対抗
飯原(29)、福地(37)、三輪(28)、武内(29)、雄平(28)
・バックアップ
宮出(35)、ユウイチ(32)
・2軍育成
川崎(26)、松井(25)、北野(24)、曲尾(21)、佐藤(19)
今季はセンター青木、ライトバレンティンがほぼ固定、レフトに当初畠山、畠山のファースト固定後は飯原、武内らを起用したものの、あまりにぱっとしなかったため、終盤には上田が起用され、それなりの結果を残すことができました。
おそらく青木は来季は残留しますので、センターは固定できますが、バレンティンが中盤以降ずっと低迷していましたので、ライトについては不透明です。そこで、ライト・レフトは、バレンティンのほか、対抗に挙げた選手が争うことになると思われます。
すると、頭数だけは揃っているので、補強の必要性はさほど高くなく、新外国人を獲得するかどうか、ドラフトで好素材の高校・大学生を下位指名するかどうか、といったところでしょう。