目指せ200本安打!

 我がヤクルトスワローズの核弾頭・青木宣親選手が先日のドラゴンズ戦での死球による欠場から復帰した昨日、先頭打者ホームランを含む、あわやサイクル達成の3安打で今期通算167安打となりました。イチローしか達成したことがないシーズン200安打まであと33本、残り27試合あるのでこのペースなら余裕で達成できそうです。もちろん首位打者最多安打、新人王(特に新人王は他のルーキーの成績がぱっとしないので)もほぼ当確です。
 青木選手は一昨年のドラフト4位で入団した今年で2年目の選手です。早大の頃から塁間3.9秒(50mなら5秒台)の俊足と巧みなバットコントロールで鳴らしていましたが、プロ入りしてすぐの頃はプロの速球に力負けしてしまい、ファームで鍛えることに。大学時代はやっていなかったウェイトトレーニングにも取り組み徐々に力を付け始めます。ファームの若手選手の実力を競うフレッシュオールスターではMVPをとり、打率.372でイースタンリーグ首位打者を獲得。秋に1軍昇格を果たします。そして僕がたまたま見に行った消化試合で1軍初安打・初盗塁を決めるなど思い入れの深い選手なのです。
 今年は早速キャンプから1軍での活躍を期待され、稲葉のFA移籍で空いていたセンターのポジションを勝ち取ります。開幕してしばらくは1軍レベルの投手のフォークなど落ちる球に苦戦し、なかなか結果を残すことができませんでしたが、若松監督の粘り強い起用の甲斐もあり、交流戦頃から成績が上向きに。イチローのフォームを取り入れてバットを寝かせて、球筋に対してバットが平行に出るようにしたらしいです。交流戦以降の成績は.380にも達し、現在では.350を維持しています。
 優勝戦線から脱落したチーム状況では最早楽しみは個人記録くらいなので、防御率2点台を維持している藤井・川島両投手とともにぜひともタイトルを獲得して欲しいものです。