ドラフト直前!現有戦力確認2010(野手編)
野手については昨年同様、ポジションごとに考察します(かっこ内の数字は満年齢)。
1.捕手
・スタメン
相川(35)
・2番手捕手
川本(29)
・サブ
衣川(30)、新田(29)、福川(35)
・二軍育成
中村(21)、水野(24)
相川が不動のスタメン、川本も2番手としては問題ないので、補強の必要性は低いです。強いて言えば、将来の正捕手候補中村に刺激を与えうるような高卒捕手を獲得するのはありと思います。
2.ファースト
・スタメン
ホワイトセル(29)
・対抗
デントナ(29)
・サブ
武内(28)、ユウイチ(31)
・二軍育成
なし
ファーストは基本的には外国人が優先されるので、ドラフト指名をしても控えで終わることがほとんど。指名するのであれば、HR30本を狙えるクラスの選手が望ましいですが、いずれにしてもドラフトでの補強の必要性は低いです。
3.セカンド
・スタメン
田中(29)
・対抗
なし
・サブ
森岡(27)、藤本(34)、三輪(27)
・二軍育成
なし
セカンドも田中がスタメン固定で、疲れが見えたときに森岡等を起用することで、現状は足りています。しかし、25歳以下が皆無で、そろそろ後進の育成を考え始めるべきです。トレード等も含めれば向こう5年はドラフトでの即戦力指名の必要はないと思うので、指名するのであれば素材のいい高校生が望ましいです。
4.ショート
・スタメン
川端(24)
・対抗
鬼崎(28)
・サブ
川島慶(28)
・二軍育成
荒木(24)
川島の故障離脱後、昨年終盤に活躍した鬼崎が固定されるのかと思いきや、当初は藤本が起用されるがイマイチ、鬼崎は不調ということで、川端にお鉢が回ってきました。結局、4割程度の試合にスタメン出場、.298と結果を残すことができました。
しかし、8番での成績なので多少割り引いて見る必要があり、しかもスペ体質なので全幅の信頼がおけません。また、守備面でもハンドリングは悪くないものの守備範囲の狭さもあり、将来的には長打力をつけつつ、サードを守ってもらいたいところです。また、守備型ショートとしては昨年荒木を指名しています。そこで、荒木と被らないタイプ、すなわち強打でショートを守りうる高い身体能力をもつ高校生を指名したいところです。
5.サード
・スタメン
宮本(41)
・対抗
川端(24)
・サブ
吉本(31)
・二軍育成
麻生(24)
宮本の後釜は必須なのですが、これについては先述の通り、川端を念頭に置いています。強打のショートからサードへのコンバートはよく行われるので、強打でショートを守りうる高身体能力の高校生というのはこちらにも当てはまります。
6.外野
・レフト
畠山(29)
・センター
青木(29)
・ライト
飯原(28)
・対抗
福地(36)、武内(28)
・サブ
上田(23)、ユウイチ(31)、ガイエル(39)、三輪(27)
・二軍育成
高井(27)、松井淳(24)、中尾(30)、曲尾(20)
小川監督代行の畠山レフトコンバートが成功し、青木も来年の残留を表明したことから、即戦力の必要性は低いです。しかし、近い将来青木がメジャー挑戦することに変わりはなく、飯原や武内等も伸び悩んでいるので、優先順位は低いもののこれらに刺激を与えうる選手の獲得が望まれます。三拍子揃った選手は下位では残っていないでしょうし、そもそも中途半端に終わることも多いので、強打型、俊足・強肩の守備型など特徴のある選手を取るべきです。年齢層的には大卒か高卒で1人といったところでしょうか。